どーもこんにちは!みやまと。です^^
前回の~始まり~第2部までで、
家の課題を見る・知る・解体してさらに見る・絵を描く・学ぶを書いてきました。
前回まで見ていない方は ↓こちらから見れますのでどうぞ
美山版カメハウス 「みやまと。」は現在劇的ビフォーアフターの途中 ~序章~ | ひおきと (hiokito.jp)
②美山版カメハウス「みやまと。」劇的ビフォーアフターの途中 ~始まり~ | ひおきと (hiokito.jp)
③美山版カメハウス「みやまと。」劇的ビフォーアフター~始まり~第二部 | ひおきと (hiokito.jp)
その前に今日の美山です^^
言わずと知れた歴史ある「薩摩焼の里」のモニュメントです^^
美山の入り口になる道路沿いに二つあります。
高速の出口には白薩摩が、写真の伊集院側からの上がり口には黒薩摩が飾られていますよ~

かっこいいですね^^
と言う事で、みやまと。シリーズ第4弾はついに ~実働~ 屋根改修編に入ります!
なぜ、屋根から? それは雨が漏るところで内装を綺麗に出来ないからです。^^
①まずはビフォー写真から

②

この雨漏りしまくり屋根さんを、
瓦からアスファルトシングルという、海外で使われている屋根材に変えてゆきます。
ちなみに屋根材も色々あって悩みました。(^_^;)
①瓦(これはやっぱり瓦職人さんでないと素人ではきびしいので)パス
②コロニアアル(瓦よりも比較的やりやすいが、屋根が波を打っていたので堅い材では隙間が空いて難しかった)のでパス。
③板金屋根(価格帯も安く、一気に仕上げられる事もあったがイメージに合わなかった)のでパス
④アスファルトシングル(柔らかい素材で多少波打つ下地でもぴったりフィットで、はさみやカッターで切る事が出来て素人でも比較的やりやすい素材だった為採用しました。
この頃の僕は、人の家の屋根ばっかり見て参考にしてました(^_^)
③まずは、瓦をとる作業。これは大変!
※高校を卒業したばかりの美山の19歳が頑張りました^^
もちろん高所作業なので足場を設置して安全に考慮して作業しました。
美山未来つなぎ隊ではマイヘルメットと傷害保険加入は絶対です^^
DIYでされる皆さんもヘルメットと保険は必ず持ちましょう!

⑤瓦を外した後

これは瓦を外した後の昔の屋根下地です。横並んでいる細い木が瓦を引っかけていた横さん木。
下にある薄板が「杉の平木」これが上から下に向かって重ねてあることで雨の侵入を防ぐ、
今で言うルーフィングという屋根材の下に入れるシートの代わりになってます。
これを一枚一枚並べるのも昔の人はしていたんですね^^大変かつ重要な仕事です。
シングル材を貼る為の通常の作業工程で行くと、この横さん木も平木も取り払って、
屋根垂木を綺麗なモノに交換して、上に合板を貼ってその上にルーフィング屋根材となるのが普通ですが、みやまと。の場合は天井垂木が普通の角材ではなくて、丸い木のままのとても珍しいけど、とてもやっかいな垂木で、でも、中から見ると昔の囲炉裏でいぶされ黒ずんだ色合いがとても良くて、これを交換したくない気持ちがあって、素人考えでしたが、丸い垂木・平木を残して屋根を2重にして雨漏りを防ぐという方法で行うことにしました。
大工さん達にはめんどくさいから交換した方が良いよと何度も言われましたが、
めんどくさいだけで、ダメなわけじゃなかったので、めんどくさい方法を選ぶことにしました。
2重になり、空気層が出来る事で寒かった天井も断熱効果がもてる事になるのは良いことでした。
⑥この上から雨を通さない下地材のルーフィングを1枚はり、
その上に合板をのせる下地さん木を打ちました。


⑦下桟木の上に合板を重ねて行きます。

⑧その上にさらにルーフィングを貼りました。

やっと雨を通さない屋根下地が出来ました^^
頑張ったので寝転んで喜びを表現したくなります^^
ここまでは一気にやらないと途中で雨に降られるとかなりやっかいです。
ここまで来れば雨漏りの心配は無くなりますが、この段階で一度雨に打たれると雨漏りしていないか?の確認が出来るので屋根材をのせる前に雨に打たれた方が良いです。
⑨屋根材をのせる前に・屋根ケラバに破風板(言葉の通り風を通らなくする板を打ち付けます。(三角屋根部分・オケラが羽を広げた姿に似ていることからケラバ)
●ビフォー

●アフター ケラバ破風板取付け後
※材料は無塗装サイディング材で、この上からペンキが乗りやすくなるように、ヤスリをかけてなめらかにして、シーラーという接着剤のような下地材を塗り、その上からペンキを塗ります。

※壁トタンも同時進行で外していました。
・屋根ケラバ破風板と共に、屋根軒下に空間が出来たので風が入り込んで屋根を持ち上げないように「鼻隠し」も作り入れ込みました。これは20代のつなぎ隊員と父の親子で制作したモノです。頑張りました!

⑩屋根材アスファルトシングルをのせて、裏面にシングルセメントという接着剤を塗って、シングル釘というひらぺったい頭の抜けにくい特殊釘を打って打って打ちまくります。

反面終了後、みんなで手分けしてやったので、作業途中撮影カメラマンがいませんでした。
手が疲れ果てて、寝転びたくなります^^

⑪屋根材をのせながら板金を打ちます。
(角や雨が集る部分に金物をつけて木材が直接雨に濡れない状況を作ります)
これが大変でした。と言うか、ほとんど大工さんにしてもらったかも(^_^;)
・ケラバと棟板金

・屋根立ち上がり・角コーナー板金

⑫板金と屋根材がのせ終わったので、破風板の塗装と立ち上がり壁の塗装をして
バリッと仕上げました!
・破風板は白薩摩色の乳白色
塗っているのは美山の陶芸家さんです。でも、どうしてもその道のプロに見えます^^

・立ち上がり壁も施工後、白薩摩色のペンキで塗装しました。

⑭屋根軒天の施工と塗装 ※これも屋根を風や雨から守る大事なお仕事です^^彼は料理人^^

⑬屋根完成 みんな本業をもちながらの作業で約2ヶ月かかりました^^
最終屋根アフター

完成②

おまけです^^46歳のおじさんも一生懸命頑張ってます!

もう一度ビフォーアフターをご覧下さいませ~~
●ビフォー

●アフター

かなり長文になったのは、本当にたくさんの仕事をしたからで、
伝え残しが出来るだけ無いように、書いたら長文になってしまいました。
すみません!
みんなの頑張りと、大工さんの助言でこんなに立派な屋根が出来ました!(^_^)
これでやっと安心して内装の仕事に移れます!
次回はみやまと。劇的ビフォーアフター~実働~ 内外装の下地作り編 をお送りいたします。
お楽しみにどうぞ~~(^_^)
それでは「みやまと。」でした~~~
前回の~始まり~第2部までで、
家の課題を見る・知る・解体してさらに見る・絵を描く・学ぶを書いてきました。
前回まで見ていない方は ↓こちらから見れますのでどうぞ
美山版カメハウス 「みやまと。」は現在劇的ビフォーアフターの途中 ~序章~ | ひおきと (hiokito.jp)
②美山版カメハウス「みやまと。」劇的ビフォーアフターの途中 ~始まり~ | ひおきと (hiokito.jp)
③美山版カメハウス「みやまと。」劇的ビフォーアフター~始まり~第二部 | ひおきと (hiokito.jp)
その前に今日の美山です^^
言わずと知れた歴史ある「薩摩焼の里」のモニュメントです^^
美山の入り口になる道路沿いに二つあります。
高速の出口には白薩摩が、写真の伊集院側からの上がり口には黒薩摩が飾られていますよ~

かっこいいですね^^
と言う事で、みやまと。シリーズ第4弾はついに ~実働~ 屋根改修編に入ります!
なぜ、屋根から? それは雨が漏るところで内装を綺麗に出来ないからです。^^
①まずはビフォー写真から

②

この雨漏りしまくり屋根さんを、
瓦からアスファルトシングルという、海外で使われている屋根材に変えてゆきます。
ちなみに屋根材も色々あって悩みました。(^_^;)
①瓦(これはやっぱり瓦職人さんでないと素人ではきびしいので)パス
②コロニアアル(瓦よりも比較的やりやすいが、屋根が波を打っていたので堅い材では隙間が空いて難しかった)のでパス。
③板金屋根(価格帯も安く、一気に仕上げられる事もあったがイメージに合わなかった)のでパス
④アスファルトシングル(柔らかい素材で多少波打つ下地でもぴったりフィットで、はさみやカッターで切る事が出来て素人でも比較的やりやすい素材だった為採用しました。
この頃の僕は、人の家の屋根ばっかり見て参考にしてました(^_^)
③まずは、瓦をとる作業。これは大変!
※高校を卒業したばかりの美山の19歳が頑張りました^^
もちろん高所作業なので足場を設置して安全に考慮して作業しました。
美山未来つなぎ隊ではマイヘルメットと傷害保険加入は絶対です^^
DIYでされる皆さんもヘルメットと保険は必ず持ちましょう!

⑤瓦を外した後

これは瓦を外した後の昔の屋根下地です。横並んでいる細い木が瓦を引っかけていた横さん木。
下にある薄板が「杉の平木」これが上から下に向かって重ねてあることで雨の侵入を防ぐ、
今で言うルーフィングという屋根材の下に入れるシートの代わりになってます。
これを一枚一枚並べるのも昔の人はしていたんですね^^大変かつ重要な仕事です。
シングル材を貼る為の通常の作業工程で行くと、この横さん木も平木も取り払って、
屋根垂木を綺麗なモノに交換して、上に合板を貼ってその上にルーフィング屋根材となるのが普通ですが、みやまと。の場合は天井垂木が普通の角材ではなくて、丸い木のままのとても珍しいけど、とてもやっかいな垂木で、でも、中から見ると昔の囲炉裏でいぶされ黒ずんだ色合いがとても良くて、これを交換したくない気持ちがあって、素人考えでしたが、丸い垂木・平木を残して屋根を2重にして雨漏りを防ぐという方法で行うことにしました。
大工さん達にはめんどくさいから交換した方が良いよと何度も言われましたが、
めんどくさいだけで、ダメなわけじゃなかったので、めんどくさい方法を選ぶことにしました。
2重になり、空気層が出来る事で寒かった天井も断熱効果がもてる事になるのは良いことでした。
⑥この上から雨を通さない下地材のルーフィングを1枚はり、
その上に合板をのせる下地さん木を打ちました。


⑦下桟木の上に合板を重ねて行きます。

⑧その上にさらにルーフィングを貼りました。

やっと雨を通さない屋根下地が出来ました^^
頑張ったので寝転んで喜びを表現したくなります^^
ここまでは一気にやらないと途中で雨に降られるとかなりやっかいです。
ここまで来れば雨漏りの心配は無くなりますが、この段階で一度雨に打たれると雨漏りしていないか?の確認が出来るので屋根材をのせる前に雨に打たれた方が良いです。
⑨屋根材をのせる前に・屋根ケラバに破風板(言葉の通り風を通らなくする板を打ち付けます。(三角屋根部分・オケラが羽を広げた姿に似ていることからケラバ)
●ビフォー

●アフター ケラバ破風板取付け後
※材料は無塗装サイディング材で、この上からペンキが乗りやすくなるように、ヤスリをかけてなめらかにして、シーラーという接着剤のような下地材を塗り、その上からペンキを塗ります。

※壁トタンも同時進行で外していました。
・屋根ケラバ破風板と共に、屋根軒下に空間が出来たので風が入り込んで屋根を持ち上げないように「鼻隠し」も作り入れ込みました。これは20代のつなぎ隊員と父の親子で制作したモノです。頑張りました!

⑩屋根材アスファルトシングルをのせて、裏面にシングルセメントという接着剤を塗って、シングル釘というひらぺったい頭の抜けにくい特殊釘を打って打って打ちまくります。

反面終了後、みんなで手分けしてやったので、作業途中撮影カメラマンがいませんでした。
手が疲れ果てて、寝転びたくなります^^

⑪屋根材をのせながら板金を打ちます。
(角や雨が集る部分に金物をつけて木材が直接雨に濡れない状況を作ります)
これが大変でした。と言うか、ほとんど大工さんにしてもらったかも(^_^;)
・ケラバと棟板金

・屋根立ち上がり・角コーナー板金

⑫板金と屋根材がのせ終わったので、破風板の塗装と立ち上がり壁の塗装をして
バリッと仕上げました!
・破風板は白薩摩色の乳白色
塗っているのは美山の陶芸家さんです。でも、どうしてもその道のプロに見えます^^

・立ち上がり壁も施工後、白薩摩色のペンキで塗装しました。

⑭屋根軒天の施工と塗装 ※これも屋根を風や雨から守る大事なお仕事です^^彼は料理人^^

⑬屋根完成 みんな本業をもちながらの作業で約2ヶ月かかりました^^
最終屋根アフター

完成②

おまけです^^46歳のおじさんも一生懸命頑張ってます!

もう一度ビフォーアフターをご覧下さいませ~~
●ビフォー

●アフター

かなり長文になったのは、本当にたくさんの仕事をしたからで、
伝え残しが出来るだけ無いように、書いたら長文になってしまいました。
すみません!
みんなの頑張りと、大工さんの助言でこんなに立派な屋根が出来ました!(^_^)
これでやっと安心して内装の仕事に移れます!
次回はみやまと。劇的ビフォーアフター~実働~ 内外装の下地作り編 をお送りいたします。
お楽しみにどうぞ~~(^_^)
それでは「みやまと。」でした~~~
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