こんにちは!

プラスチックの人・オカピです。

今日は、使い捨てプラスチックをなるべく使わない暮らしをお助けするアイテム、「みつろうラップ」を紹介します。
みつろうラップ
日置市観光協会さんで販売している「蜜ろうラップ」
たまーにおしゃれなお店に置いてあるこのアイテム。
どんなものなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回は「みつろうラップ」をご紹介しちゃいますよ~!

【みつろうラップって何?】
みつろうラップは、布に蜜蝋(・植物樹脂・植物油脂)をしみこませたもの。ワックスペーパー(油紙)の布版、と言ってもいいかもしれません。
洗って繰り返し使うラップで、プラスチック製のラップの代わりに使うことで、家庭から出るプラスチックごみを減らすことができます。

残り物のお皿にフタをしたり、飲みかけのカップにかぶせたり。
適度な透湿性があるので、野菜や果物を包めば、ビニールに入れておくより長持ち
サンドイッチやおにぎりも包めます。
(蜜ろうラップは熱に弱いので、冷ましてから包んでください)

気になってきたそこのあなた!
試しに一枚、作ってみてはいかがでしょうか…?


【蜜ろうラップの作り方】
そう、蜜ろうラップは、自分でも作れるんです。
手元にあるハギレや気に入った布で、おしゃれに作ってみてください★
基本的な作り方をご紹介します。

〈用意するもの〉
・アイロン
・クッキングシート
・布(木綿のハンカチのような、平らな布が適しています)
・蜜蝋
・新聞紙
・包丁(もしくは、皮むき器)

〈作り方〉
① 包丁(もしくは、皮むき器)で蜜蝋を細かく刻む。
② アイロンをかけてもよい台の上に、新聞紙(5,6枚重ねる)→クッキングシート→布 の順に重ねる。
③ ①で細かくした蜜蝋を布の上に散らす。
④ ③の上にクッキングシートを重ね、上からアイロン(低温)をかけて蜜蝋を布にしみこませる。
⑤ 蜜蝋が染みていないところに追加で蜜蝋を乗せ、アイロンで溶かすことを繰り返して、布にまんべんなく蜜蝋をしみこませる。
⑥ クッキングシートから布をはがし、しばらく風に当てて冷ましたら出来上がり!

〈コツ・気を付けることなど〉
・布の大きさは使う目的に合わせてください。一般的には、一辺18~35cmほどで作ることが多いようです。
・溶けた蜜蝋がはみ出さないように、クッキングシートは布より大きめのものを用意してください。
・25cm四方の布1枚に対し、蜜蝋15gほどを用意してください。
・蜜蝋だけで作ると粘着力が少し弱く、ごわごわとした仕上がりになります。
 植物樹脂(松脂やダンマルガムなど)、植物油脂(ホホバ油、オリーブオイルなど)を混ぜるとよりぴたっとくっつく仕上がりになります。
・やけどにはご注意ください🔥

【使い方の注意・コツ】
みつろうラップは使う時に注意することがいくつかあります。
プラスチックのラップとうまく使い分けて活用するのがいいと思います。
・熱に弱いので、熱々のものを包んだり、電子レンジにかけたり、食洗器に入れたりしないでください。
・洗う時は水洗いもしくは食器洗い洗剤で軽く洗って、自然乾燥させてください。
・生肉・生魚は包まないでください。
・使っていくうちに段々へたってきます。蜜蝋を追加してアイロンをかけなおせば、またしばらく使えます。


【作ってみました】
…と、いうわけで、オカピも作ってみました
蜜蝋はなんと!日置市産のものを使いましたよ。
今回作ったのは、松脂とホホバ油を混ぜたハイグレードバージョンです。
先ほどの作り方にアレンジを加えて、一度しみこませる材料を全て溶け合わせてから布にしみこませました。

松脂・蜜蝋・ホホバ油をゆっくり溶かして
みつろうラップ1
トライされるときは蜜蝋がくっついて取れなくなるので、使う予定のない鍋を使ってください。

冷えたら、布の上に乗せて
みつろうラップ3
黄色い布に黄色い蜜蠟で、見にくくてスミマセン

アイロンをかけました
みつろうラップ4

今回は25cm四方のシーチングの布に、約10gの材料をしみこませました。
蜜蝋と松脂の香りがしますが、オカピ的にはいい香りなので問題ナシですね👃
松脂を入れて粘着性を高めたので、ちょっとベタベタします。でも、周りにベタベタがくっつくということはなさそうです。

ボウルにぴったり
みつろうラップ6

野菜にぴったり
みつろうラップ7みつろうラップ8

みつろうラップ9みつろうラップ10


おにぎりも包んでみました

みつろうラップ11みつろうラップ12


おにぎりは、食べる時に蜜ろうラップの匂いが気になりました。
特に使い始めは、避けたほうがいいかもしれません。

使い終わったら、洗って干して乾かしました。
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普段、残り物やお弁当はタッパーに入れているのでラップを使うことはないのですが、
買ってきた野菜が蒸れて、気が付いたら悪くなっていることがあるので、(結構ショックですよね
ニンジンやピーマン、葉物野菜などを包むのに使おうと思います。


自分で作るのは大変…という方、
インターネットで調べれば様々な大きさ・柄のものが売られていますし、
なんと、日置市の観光案内所等でも販売しています。
伊集院駅を利用される際に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?


最後までお読みいただきありがとうございました!
結びに…

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