はじめまして、むらびとやーまん です。

初めての投稿になります!
これからどうぞよろしくお願いいたします。

私は、日置市内で働いている方々のお仕事の紹介を通して、移住・定住に貢献したいと考えております。

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初めての紹介は、薩摩焼の里「美山」の一角にある、吹きガラス工芸を営む「ガラス工房ウェルハンズ。」さん!

ウェルハンズ。さんは工房の隣にギャラリーが併設していてとてもオシャレです!

松岡晃司 店長に話を伺いました。


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ガラス工房作家の 井手江里子 さんは鹿児島市出身で学生時代は体育会系の部活で活躍。
その後OLをしていたそうです。

OLとして仕事をしていた頃、以前より吹きガラス作家への夢を持っていたとのことで、24歳の時に思い切って行動に移しました。
東京の吹きガラス専門学校を受験したのであります。
結果はみごと合格!
入学後、学校で1,200度の窯の前で必死に吹きガラスの勉強をする江里子 さんの姿を見て、お母さまが後押しをしてくださったそうです。

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2年間の基礎科を終了しましたが、吹きガラスの技術を習得し独立したのは、クラスの中で2人だけだったとのこと。
作家のセンスも必要だが、体力も必要とは考えてもいなかったです!!


その後、研究科に進学し、学校で学びながら、千葉県のレースガラスの師匠の元に弟子入りした後、ベネチアガラスの本場のベネチアで研修をしたそうです。
話を伺う前と後では、同じ作品でもひと味違う作品に感じます!!

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工房を開く場所を探している19年前にご縁があったのが美山でした。

1年の内10ヶ月間、窯に火を付けっぱなしにするので、住宅地では住民の理解を得るのが難しいとのこと。
いろいろ場所を探しまわった結果、美山の地に一番魅かれたそうです。
最初は美山が
薩摩焼の里とは知らなかったようです。

美山の住民にガラス工房の構想を話すと、「ガラス工芸家を探していた」と反対どころか歓迎されたそうです。
現在の土地もたまたま売りに出ていて、とんとん拍子に工房を開くことが決定。
美山とのご縁を感じますね!!

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窯造りですが、作者の手造りと聞いてビックリです。
江里子さんが、溶接やモルタルなどあらゆる道具を使って、ご自身で窯を造り上げたそうです。

なぜ手造り窯なのか理由をお尋ねすると、ご自身の作品を作るのに一番良い窯に出来るからとのこと。
それと修理業者が九州に少ないので、窯が故障すると修理に時間がかかり窯の温度が下った場合、窯にヒビが入る事も有り得るので、ご自身でメンテナンス出来る手造りの窯にこだわったそうです。
作品になるまでの思いが凄い!!

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ウェルハンズ。さんは工房とギャラリー(販売)が併設しています。
企業型の工房(薩摩切子など)はギャラリーも有りますが、個人工房でギャラリーが併設しているのは九州でも数件だけと聞いて、ビックリです!!

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ギャラリーを併設し20年近く工房を続けて行けているのは、千葉の師匠の見守りも有りますが、薩摩焼の窯元の先輩方が、時々窯の前で作業している江里子さんの姿を見守ってくださっているからだそうです。
程よい緊張感がある美山の地だからこそ、クオリティーが年々上がり、作品を出品し続けられるとのことです。

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作成中のガラスは高温なので「一瞬」でクオリティーが変わります。

緊張感の中作成されたステキなガラス作品がギャラリーに並んでいます。

素人で良く分からない私でさえ、作家 井手江里子さんの作品はどれも凄いと感じます。
皆さまも是非ギャラリー作品をご覧になってみてはいかがでしょうか!


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結びに…

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