こんにちは!
モノづくり大好き、オカピです。
すっかり涼しくなって来ましたね。
秋の日置市を彩るものといえば…そう!
まさに今、満開のセイタカアワダチソウです。
空き地や川沿いなど、そこここで満開を迎えています
セイタカアワダチソウ、空き地にもさもさ生える厄介者として扱われることが多い草です。
しかし、せっかく花期を迎えているこの草を、ただ嫌うだけではもったいない。
楽しんでみちゃってもいいんじゃない?
草木染め、してみちゃってもいいんじゃない?
ということで、
近所の散歩がてら、セイタカアワダチソウの花を収穫してきました。
ハサミでチョキチョキ切ってきました
水で軽く洗って虫などを落とし(屋外で洗うことをお勧めします)、水の入った鍋に投入。
火にかけて、セイタカアワダチソウの花を30分ほどコトコト煮ました。
鍋の小ささとキッチンの汚さには目をつぶってください
セイタカアワダチソウはキク科。
カモミールや春菊に似た、少し甘めで爽やかな香りが部屋に立ち込めます。
(ちょっと生の花を食べてみましたが、苦かったです)
時間になったらざるで漉して花を取り除き、漉した液は鍋に戻します。
煮出した液を一度瓶に集めてみました。茶色っぽい黄色の液になりました。
サポニンが含まれるため、泡立っています。
そこに一度洗った木綿の布を入れ、コトコトと15分ほど煮ました。
染める前の布の写真を撮り忘れましたが、白地にフラミンゴ柄の生地です
煮ている間に、媒染液を作っておきます。
媒染液は、染物の色を変えたり、色を定着させたりするための液。
今回は漬物などに使う焼きミョウバン(硫酸アルミニウムカリウム)をお湯で溶かしたものを使いました。
(ティースプーン1杯ほどの焼きミョウバンを300mlほどの熱湯に溶かし、1.2lの水を加えて攪拌しました)
セイタカアワダチソウ液で煮た布を、一度鍋から取り出してぎゅっと絞り、水洗いして…
媒染液に浸しました。
液が鮮やかなレモンイエローに染まります
10分ほど浸したのち、また水洗いして…
セイタカアワダチソウ液に布を戻し、さらに15分煮ます。
その後、水洗い→媒染→水洗い→セイタカアワダチソウ液→水洗いを同じ要領で行って、
乾かしました。
出来上がりはこんな色
染めた布で、お買い物袋を作ってみましたよ。
こういう色のカバン、売っていそう
ウールやシルクに比べて染まりにくいと言われる木綿ですが、濃い目のセイタカアワダチソウ液で煮たためか、しっかりと染まりました。
セイタカアワダチソウの花のような、すっきりとした黄色になりました!
キッチンでお手軽にできる草木染め、散歩がてらに皆さんも花を集めて、試してみてくださいねー
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