はじめまして! ◆(ヒシガタ)と申します。今回お初の登板です。

 

オカピさんのアツい記事が評判の『ひおきと仕事図鑑』。皆さん、もちろんチェックされていますよね?

今日はその第6弾として、吹上にある曙福祉会さん、そして高齢になっても曙福祉会で活躍されている元気な職員さんをご紹介させていただきます。

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幅広い社会福祉事業を展開している曙福祉会さんにお邪魔しました。

曙福祉会について

 社会福祉法人 曙福祉会は昭和44年に設立し、知的障がい児施設(吹上学園)の設置からスタートしました。その後、軽費老人ホーム「吹上寿荘(ふきあげことぶきそう)」や特別養護老人ホーム「喜楽奈村(きらくなむら)」をはじめとする高齢者福祉事業も展開するなど、長年にわたり幅広い事業運営を行っています。

 曙福祉会の注目ポイントのひとつが、たくさんのシニア世代の方がお仕事されていること! これまで福祉分野で活躍されてきた方を職員として積極的に採用し、シニアでも楽しく元気に働ける職場づくりを推進しています。

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▲敷地入り口にある石碑には、各施設名が刻まれています。(曙福祉会ホームページより借用)

 まずは曙福祉会の方に、法人のことや職員採用にかける思いなどをお聞きしました。
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▲曙福祉会 佐野理事長(写真右)、小原事務局長(写真左)にお話を伺いました。

(佐野理事長)  法人の基本的な考え方として「地域とともに…/福祉を通じた地域貢献」を理念として掲げています。介護産業は全国的に人材不足が課題として挙げられますが、これまで福祉分野で活躍してきた方の経験やお知恵も地域の社会資源であると考え、できる範囲で構わないので、それらを活かしていただきたいと思い、高齢者の求人も行っています。

(小原事務局長)  利用者の身の回りの介護など、身体的に負担の大きい仕事は若い人などに任せ、シニアの方でもできること、例えば利用者と楽しくお話ししたり、調理や服薬などの介助を行ったりするなど、無理なくできることを通して利用者が安らかにゆっくり過ごせる施設にしたいと思っています。実際に求人を見て入職した方々の仕事ぶりを見ていると、経験豊富な対応をしていただいており、有難いと感じています。

実際にお話を伺ってみました

 さて、そんな曙福祉会で実際に働いていらっしゃる方にもお話を聞いてみました!  どんなお仕事をされているのか? 働いてみてどう感じるか? 元気に働くシニアの方のナマの声をお届けします。

 一人目は、特別養護老人ホーム「喜楽奈家(きらくないえ)」でお仕事をされている三本松 美智子さん。ここに勤める以前は、別の特別養護老人ホームで介護福祉士・ケアマネジャーをされていたそうです。
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▲喜楽奈家で働いている三本松さん。語り口から優しい人柄が感じられました。

――ここでお仕事を初めてどれくらいになりますか。
 今年で11年目になります。最初は1,2年だけ働くつもりでしたが、居心地がよく今まで続いています。仕事の内容は、食器洗いやシーツ交換などの掃除、トイレ介助をしています。
――働き始めたきっかけは何ですか?
 ご縁があり、総合施設長から「来てほしい」と言われたことが始まりです。その時、「料理はできませんよ」と言ったら「それはしなくてもいいから」と言われました(笑)。
――仕事は大変ですか?
 大変だと思うことはないですね。とても楽しく働かせてもらっています。身体が元気なうちは仕事を続けたいです。
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▲喜楽奈家の職員さんの心配りもあり、利用者の皆さんはゆったり過ごされているそうです。


 二人目は、特別養護老人ホーム「喜楽奈村」でお仕事をされている
本山 きよ子さん

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▲本山さん(写真右)。楽しそうにお仕事の話をされている姿が印象的でした。

――どのようなお仕事をされていらっしゃいますか。
 ここで仕事を始めて8年目に入りました。朝は7時30分からで、利用者の方の朝ごはんの介助から始まります。その後は歯磨きやトイレ誘導の介助をして、10時にはお茶をお出しするなど身の回りの介助をしています。仕事は15時までです。
――働き始めたきっかけは何ですか?
 前の職場で一緒に働いていた方から紹介されました。年を取ってから介護の仕事は無理かなと思っていましたが、力仕事は若いスタッフの方がやってくれるので、今は自分のできることをやっています。
――職場の雰囲気はどうですか。
 みんな優しいのでとても働きやすいです。また、建物に入ると利用者さんが手を振ってくれるのが励みになり、こちらも元気が貰えるように感じます。
――やりがいを感じるのはどういう時ですか?
 年を取ってからでも「本山さんがいて助かるよ」と言われたり、利用者さんから感謝されたりするのが一番嬉しいですね。今後も働けるうちは働き続けたいと思っています。
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▲特別養護老人ホーム 喜楽奈村には30名の方が入所されています。


 三人目は、グループホーム「永喜村(ながよしむら)」でお仕事をされている左近充 みづよさん

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▲左近充さん(写真左から2番目)のほか、グループホーム職員の皆さんと。笑いが絶えず賑やかでした!

――ここでお勤めになられてどれくらいですか。
 もう22年ほどになります。最初はデイサービスの職員として働き始めました。その頃、私の義理の母が「村長の家(永喜村の前身となるグループホーム)」に入っていて、私は利用者の家族という立場でしたが、その頃からいい雰囲気だと感じていて、「こういうところで働けたらいいな」と思っていました。働き始めたのは、母が亡くなってから「ここで働きませんか」と声を掛けられたのがきっかけです。
――ここではどんなお仕事をされているのでしょうか。
 今は日勤で利用者の方の身の回りのお世話をしていますが、2年前までは夜勤もしていました。
――利用者家族としてもともと安心感があったと思いますが、実際に働いてみてどうでしたか。  
 管理者がいい方で、何でも相談に乗ってくださいます。職場の雰囲気もとてもよく、辞めたいと思ったことはありません。大変だと思ったこともないです。同じ職員でも子どもと同じ歳くらい年齢が離れている人もいて、みんな家族のように感じています。
――この職場は、どんなところですか。
 誰でも楽しく働ける職場だと思います。怪我や家族の介護で少し長い期間の休みをもらう時も「大丈夫だよ、気にしないで」と助け合える信頼関係がありますので、働きやすいところです。
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▲取材日はお誕生日御膳が振舞われる日で、利用者さん方も待ち遠しそうでした。

さいごに

 社会福祉法人 曙福祉会は、地域のシニアの方も貴重な戦力であるとして積極的に求人を行っています。「力仕事は若い人に任せればいい。知識と経験を活かし、自分にできることをやっていただき、これからも社会に貢献してほしい」。そんな思いをもっているのだと感じました。

  この記事を読んで気になった方! 「まだまだ仕事をしたいけど……」と考えているシニアの皆さん! まずはお話を聞いてみるだけでもOKです。詳しくは、下記ホームページからお問い合わせください。

 

(曙福祉会ホームページ:採用情報)

 https://www.akebonofukushikai.jp/saiyou/

 

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▲上記のリンクから曙福祉会の採用情報を確認できます。



※本記事は、日置市が特定の企業・団体等への就職活動を斡旋・優遇するものではありません。