
2月26日、鹿児島県は「うたた往時のなつかしや」をリリース。鹿児島県による戦国島津のゲームアプリが爆誕したのである。
鹿児島県のプレスリリース。ダウンロードもこちらから。
戦国島津の関ヶ原の戦いでの退き口、そして妙円寺詣りがついにゲームとなった。
戦国島津の歴史はもちろん、鹿児島地域(鹿児島市、日置市、いちき串木野市、三島村、十島村)の観光についても触れられている。
今回、プレイしてみたのでレポートしたい。
乙女ゲームは実に10年ぶり※である。
※
時空を超え、白龍に呼ばれて神子となり、他の八人の仲間と歴史を切り開いていく作品や、父の代わりに男装して京に行ったらだんだらの羽織を着た白髪赤目の鬼に襲われたゲームやその派生作品ぶりである。


こちらからダウンロード。すべて無料。課金なし。

このあらすじ、何処か身に覚えがあるのは気のせいか。
ホーム画面では、島津義弘公が中央に鎮座し、下にメニューがある。よろずやで買い物したり、編成で出陣のパーティを設定できるようだ。
ちなみに、主人公の苗字は伊集院固定。
おや、戦国島津で伊集院?※
ひおきとで伊集院?※
しろどんがプレイして伊集院?
おっと、誰かが来たようだ。
※
伊集院と聞けば日置市の中心部。伊集院駅(町)は当時総べていた伊集院氏からであり、その居城が一宇治城である。
書物は物語を見ることができ、稽古はガチャで得たキャラをアイテムで強化できる。また座学と出陣で育成できる。
何処か刀剣を擬人化したものを思い起こす。

お知らせには、鹿児島地域のイベント情報が随時更新される
まずは物語を進めよう。
主人公は母親に連れられ、鹿児島に帰省した。いつもとは違う非日常感溢れる日々に翻弄されながらも過ごしていく。
ある日、親戚と観光のさなか、妙円寺詣りへの参加を打診され、参加することとなる。

妙にリアルな建物。いや、これ実際の写真?

妙円寺詣りのシーン。写真は初日だが、二日目(日中)に参加したようだ
慣れない鎧兜を着ての行列のさなか、猫神を見かける。その猫神を追った瞬間、時空を跳躍してしまう。その時空を超えた先で、いきなり盗賊に襲われる。
満身創痍のなか、現れたのはーーー

背を向ければ斬る、とも言われかねないシーン(それは別作品)
ひょんなことから、義弘公の家臣となり、他の家臣たちとの交流の日々をすごし、やがてかの戦へと突入していく。
ほかのコーナーも見てみよう。
こちらは座学である。

四択。全問クリアすると経験値や褒賞金のほか、隠しボイスが聞けるご褒美も。
鹿児島の歴史に関する問題が十問出題され、制限時間内に回答する。進むごとに問題のレベルは上がっていく。
次に出陣である。
出陣するパーティを決めて、出陣をタップする。
戦闘は自動的に行われる。


さまざまなレベルはあるが、ボス戦は結構難しい。

いざ関ヶ原へ
そして、勧誘である。
ずばりガチャで仲間にするキャラを引き当てる。
カードで⭐️が多いほど強く、レアカードである。

1回と10回引くを選択できる

レアカードを引き当てると、演出が変わる。現れたのは、、

このように結果が表示される。
感想として、
良かったところ
・長くないのでサクサク進める。スキマ時間を使って進められる。
・歴史シミュレーションゲームとして、誰でもプレイできる。
・ストーリーはほぼ一本なので迷わない。
・キャラクターの立ち絵
・座学の解説が豊富なところや、よろづ屋の商品を実際に購入できるところ。
・課金なし
今後に期待したいところ
・全体的にあっさりとしており、今後まだまだ糖度を上げて欲しい。
・フルボイスにして欲しい。キャラクターのSEが割り当てられているが、台詞によっては合ってないところも。
・ストーリー重視や主役とキャラの触れ合いを求めている方には物足りなく感じるかもしれない。
・関ヶ原の戦いを主軸に置いているが、折角ならばその前の戦いも入れて欲しい。
・個別ルートがほぼない。今後キャラクターの魅力を掘り下げて欲しい。
個人的には、キャラクターに伏線や魅力がふんだんに散りばめられているため、今後、追加アップデートでそのあたりを深掘りできれば、より作品に深みが増すと思う。

個人的に好きな戦前のシーン
結びに…
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