どーも、Yoshihisaです。

今回は、、、
行ってきましたせっぺとべ!!
FullSizeRender
今年は快晴に恵まれ、八幡神社の前では子どもたちが元気に踊りを奉納しています。
日ごろの練習の成果、この伝統行事の地域への根付き、
それらを感じる日吉のアツい一日の始まりです。
DSC_0983
大王殿(でおどん)が降りてきました。
神が宿りしこの大王殿がゆっくりと御神田へと向かっていきます。

ここで”せっぺとべ”を知らない日置市ビギナーの方に解説を。
このせっぺとべとは、田植えをする前の御神田で、泥にまみれて飛び跳ねて今年1年の豊作を祈願するお田植え祭りです。
「せっぺとべ」とは「精一杯跳べ」のことで、田んぼの土をこねる意味と、田んぼの中の害虫を踏みつぶす意味とがあります。
DSC_0998
御神殿では"しべ竿"を抱えた若い衆が。
長さ10数メートルもの唐竹に結び付けた"しべ"には魔よけの意味があります。
若い衆はこのしべ竿を、集落ごとに御神田の端から端へ運んでいきます。
DSC_1006
先端の"しべ"は絶対に田んぼに付けてはいけません。
いかにしべ竿を倒さず、また華麗にしべ竿を運ぶことに集落の威信がかかっているのです。
DSC_1016
泥をはね上げ若い衆が必死で竿を運んでいきます。

んっ!?どこかで見たような人がいるような。

とにかく今年1年の豊作と集落の威信がこの竿にかかっているのです。
DSC_1003
これは完全に大人の泥んこ遊び
DSC_1040
大王殿の見守るなか、徐々に大きな輪ができあがっていきます。
DSC_1062
ちょし、ちょし、ちょし、ちょし
独特の掛け声にあわせて輪が大きくなっていく。
これぞ祭りの集大成なのです!

んっ、やはり見知った人物がいるような、、、
IMG_3913
いたっ!!せっぺとべおさんだ!!!
めっちゃ笑顔じゃないですか。
輪のなかで皆の中心になって掛け声をかけています。超楽しそうだ!

それもそのはず。
せっぺとべおさんがこの日のために準備している様子を自身で記事に書いてきました。






しべ竿だけでなく、履いてるワラジまで集落の皆で準備してきたのです。
DSC_1053
鬼の形相で酒をふるまうせっぺとべおさん。
ふるまい酒をあの容器に入れている行事を、私はこのせっぺとべしか知りません。

DSC_1071
せっぺとべ
日吉の1年で1番アツい日が幕を閉じました。
この後は隣の川で泥を洗い流します。

大人たちが1日だけ全力で子どもになれる、そんな伝統行事です。