どーも、Yoshihisaです。

"フレンチ"という言葉にはどうしても敷居の高さを感じる。
それ故か、これまで噂には聞いていたけど、まだ立ち寄っていないお店があった。
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東市来町伊作田。
田園風景が広がるのどかな場所。
若宮神社のある通りにその店はあるという。
写真手前の坂道が入口になる。
ちなみに奥の坂道が以前紹介したミロプレッソの入口だ。

事前に調べておかなければ、まずお店の入口だとは気づかない。
まさに隠れ家的お店と言っていい。
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坂道を登ると民家が見えてくる。
この時点でもお店とは気づかない。
偏見かもしれないが、フレンチというと尚のことだ。
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店内に入ると雰囲気は一新される。
整然と並ぶテーブル、落ち着いた照明、
和風の古民家もワインレッドに彩ることで、そこはフレンチの空間となるのだ。
紅の空間に飾られたモノトーンの絵画が場を一層引き締める。
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外を眺めると伊作田の風景が眼下に広がる。
フレンチの空間から広がる和の景色。
それはしっかりと調和されていて落ち着いた雰囲気を味わうことができる。
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まだお店の名前を紹介してなかった。
Bistro Reposer(ビストロルポゼ)
Reposerとはフランス語で「休む」「休養する」という意味。
このお店では、休みの日のちょっとした贅沢な時間を過ごすことができるのだ。
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コースメニューはAからDの4種類。
魚料理か肉料理のどちらかを選べるのがA。
どちらも食べれるのがBコースだ。
CとDはその上ランクになる。

私が頼んだのはBコース。
まずはサラダがテーブルに並ぶ。
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続いてスープが出てきた。
中にはカブが入っている。
カップからは湯気が立ちのぼり、寒いこの日に体をホッと温めてくれた。
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ついにメインディッシュが出てきた。
1つ目の魚料理だ。メニュー表によると、
 糸よりのポワレ
 冬野菜のクリームソース
 ツナと長芋のマヨネーズあえを添えて

急に高まったフレンチの雰囲気にかしこまり、写真も角度をつけて撮ってみた。
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白身魚の淡白な味わいに箸がすすむ。
本来ならナイフとフォークを用いるとこだが、正直箸のほうが食べやすかった。
日本人だからいいんじゃないでしょうか
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1つ目のメインディッシュを食べ終えるとシャーベットが出てきた。
おそらくキウイ。ミントが添えられている。
この後の肉料理に向けて舌をリセットするためだろう。
その狙いどおり甘い味わいが口の中に広がる。
そして肉料理への期待が高まるのだった。
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こちらが肉料理。2つ目のメインディッシュだ。
メニュー表によると、
 鶏胸肉のチーズ衣焼き
 オリーブオイルのソース
 ほろ苦くておいしい葉っぱのサラダと共に
このメニュー表にはフランス語表記が添えてある。それによると“チーズ衣焼き”とはピカタのことだ。
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さすがにフォークとナイフを手に取った。
柔らかい肉にすっとナイフが入る。
鶏胸肉にチーズのコクが加わり味わいが深くなっている。
お好みでオリーブオイルのソースをかける。ソースにはレモンも入っていて、さっとかけると酸味も加わり、さらに味わいが深くなった。


食後のコーヒーを飲み干して一息ついた。
かなり満足のいく味わい。"フレンチ"なるものを存分に味わった。
休みの日のちょっとした贅沢。
Bistro Reposerでは極上の休日を、文字通り味わえるのだ。

ひとつだけ申し添えたい。
このBistro Reposerは、シェフがひとりで切り盛りしている。
注文をとる、料理を作る、配膳をする、会計をする。
レストランでの一連の流れをひとりでやっているのだ。
それだけではない。
配膳をして料理の説明をしていたところに電話がかかってきた。しかし、接客の手を緩めることなく、しっかりと説明を終えて、少し遅れて電話を取った。
お店には雰囲気ある音楽がCDでかかっている。料理の途中に音楽が止まると配膳のタイミングで音楽をかけなおす。店内のモニターにDVDで流している映像も同じだ。
全てをシェフひとりで対応している。
誇張だけどシェフの動きが速すぎて残像が見えそうだ。

それ故に予約は必須だ!
必ず電話で予約してから来店してほしい。
そして極上の休日を味わってほしいのだ。

【Bistro Reposer】
定休日:月曜日(祝日場合は翌火曜日)
ランチ:11時30分~14時
ディナー:18時~21時(要予約)
TEL:099-274-3551


以前にあゆりぬ。さんが紹介した記事