どーも、全力坊主です!
今回の記事は、私の骨髄提供体験レポートであります。
少々、長文ではありますが、最後までご覧いただき、骨髄バンクのドナー登録が増えるといいなーと思い記事を書きました。
▪️目次
1.ドナー登録
2.骨髄の提供依頼
3.最終候補者決定と採取方法
4.骨髄提供
5.最後に
1.ドナー登録
私の自慢できるもの
それは「健康」であります。

なので、法被代わりに甲冑着てみたり

甲冑着て大きな声出してみたりして、日置市のPR活動をさせてもらっております。
そんな私もついに50才。
少々思うところもあり、骨髄バンクのドナーになりました。

そもそも骨髄バンクとは?
私の「骨髄バンク」に思う特別な想い。
①私の祖母が急性白血病で他界していたこと
②↑当時「骨髄」というバンド名で音楽活動していたこと。
これまでずっと「骨髄バンク」は意識していましたが、なかなか登録できずにいました。
たまたま献血をする際に54才までしかドナーになれないということを聞き、しかもその献血会場でドナー登録ができるようでしたので即登録したのでした。
2.骨髄の提供依頼
ただ、登録してもなかなか提供の話は来ないと知人からも聞いており、「適合」はなかなか難しいのだろうと考えていました。
「提供する機会はあるだろうか・・・」
そんなことを考えていた登録から2ヶ月たったある日、なんと!骨髄提供依頼があったのでした。
(提供依頼は電話だったと思います。ちょっと記憶が曖昧・・・)

私は、「もちろん提供します!」と即答しました。

しかし、そんな簡単な話ではないようでして、現時点では「適合する可能性のある対象者を複数人絞り込んだ」だけに過ぎず、これから検査を重ね、正式に骨髄提供の話を進めるようでありました。
なるほど、まずはしっかり検査なのだなと。
日程調整の結果、骨髄提供依頼から3ヶ月後に指定の病院で
①確認検査
②骨髄バンクコーディネーターからの説明
③採血
があるとのこと。
当日、病院で検査・採血し、コーディネーターさんから細かく話を聞きました。
話のポイントは、
①骨髄提供する場合は、家族・親族の了承をしっかり得ること
②骨髄提供には家族の協力が必要
(規則正しい生活と栄養バランスのとれた食事が必要なため)
③骨髄を提供される側は、提供される予定日に合わせ骨髄を受け入れる体の準備をその1ヶ月前からはじめるとのこと。そのため、骨髄提供が遅れるとかなり大変な状況になりかねない。
(提供を受ける患者さんは、骨髄を受け入れるため、自身の免疫をゼロにする必要があるため)
これは生半可な気持ちで取り組んではいけない・・・。
何があっても、予定日に提供しなければならない。いや、何かあるとイカン。
なので家族の協力が必要になる訳です。
3.最終候補者決定と採取方法
そして、12日後「最終ドナー候補者に選ばれました」という通知がきました。
家族会議を開き、全員でやりきろうと決意。
その1ヶ月後、家族全員で指定の病院へいきました。
最終の検査と家族の意志を確認するものでした。
▪️家族全員への話は
「万が一」予定日に提供できない・・・
ということにできるだけならないように(リスク管理の話)という話。
①病気に気をつける。
②感染症が流行ってる時は人の集まるところは避ける。
③生物は避ける。(刺身など)
▪️骨髄の提供方法
提供方法は2通りあります。
①骨髄移植
ドナーの皮膚から腸骨に専用の針を刺し、注射器で骨髄から吸引した骨髄液を輸注用のバッグに集め、それを数時間かけて患者の静脈へ点滴で注入する治療法。
②末梢血幹細胞移植
ドナーの抹消血から幹細胞を採取して、骨髄移植と同様の方法で患者に移植する治療法。
どちらで採取するかの選択は、骨髄提供を受ける患者さん側が判断するようで、私は②末梢血幹細胞移植で提供することとなりました。

この手帳は、骨髄提供が決定したドナーへ配布されるものです。
決定してから当日までに気をつけることや採取方法の詳細が明記。
そして手術の日は約1ヶ月後に決まりました。

4.骨髄提供
今回は、手術の日から4日前に入院し、手術の翌日に退院する「6日間の入院」。
入院までの間、鳥刺しは食べれませんし、魚の刺身も食べれません。念の為、揚げ物を控えたヘルシーメニューとし、お酒も控えました。
家族の協力のおかげで無事、入院を迎えることができました。
ちなみに、入院費用とその間の食事代は、骨髄バンクが負担してくださいます。
また、骨髄提供に関する交通費も負担してくださいます。

入院中は、とにかく採血💉と注射💉が頻繁に行われます。
私は、献血する際に看護士さんから「いい血管ですねー」と血管を褒められます(かなり太い)。なので、バンバン注射されても結構大丈夫なのであります

「採血💉と注射💉が頻繁に」
これは、私の採取方法が関係しているのです。
末梢血幹細胞ドナーは、より多くの造血幹細胞を採取するために、顆粒球コロニー刺激因子(以下、G-CSF)を4〜6日間皮下注射されます。4または5日目に、ドナーの末梢血中に流れている造血幹細胞を血液成分分離装置によって採取します。
↑簡単に話しますと「G-CSF」という「白血球を爆増させる薬」を4〜6日投与します。目標の数値まで白血球が増えると造血幹細胞が血中に現れるようで、その時に成分献血の要領で採取するようであります。

G-CSFを注射すると、少し具合が悪くなるケースもあるようでしたが、私はあまり感じなかったです。よく寝ましたし、よく食べました。
人生2回目の入院でしたが、結構快適でリモートで仕事もできました。

手術当日、予定どおり白血球も爆増し、造血幹細胞も採取できるようです。準備万端!
いよいよです。↑の図にあるように、要領は成分献血と同じです。
ただ、返血するとはいえ、血を16リットルほど採血します。
かかった時間は4時間?5時間?ハッキリ覚えてませんでしたが、めちゃくちゃ長かったです。
終わった際の気持ちは、とにかく無事に終了して良かったなーでした。
私もですが、家族全員同じ気持ちだったようです。
5.最後に
「少しでも世の中のためになれば」と思い、骨髄バンクのドナーになり、骨髄を提供させていただきました。
コーディネーターさんからは
「骨髄提供を待っている患者さんにとって骨髄移植は最後の希望。やり遂げられたことに感謝です。」
という言葉をいただきました。
また
「骨髄提供できるということは全力坊主さんは凄く健康ということですよ。」と健康のお墨付きもいただきました。
ただ、患者さんが骨髄移植を受けて必ず良くなるという訳ではないとのこと。
私は回復を祈るのみであります。
誰の骨髄が誰に移植されたかということは明かされないようになっております。
なので、私が提供したのも「いつ」「どこの病院で手術を行ったか」は、特定されないように記事を書いてくださいとコーディネーターさんからお願いされております。
私が無事にやり遂げられたのは家族のおかげ。
家族も命について考える良い機会になりました。
健康でいることで人助けができる。
あなたも骨髄バンクのドナーになって見ませんか?
日置市では、骨髄等移植ドナー支援を行っております!
ぜひ!ご検討くださいませー!

今回の記事は、私の骨髄提供体験レポートであります。
少々、長文ではありますが、最後までご覧いただき、骨髄バンクのドナー登録が増えるといいなーと思い記事を書きました。
▪️目次
1.ドナー登録
2.骨髄の提供依頼
3.最終候補者決定と採取方法
4.骨髄提供
5.最後に
1.ドナー登録
私の自慢できるもの
それは「健康」であります。

なので、法被代わりに甲冑着てみたり

甲冑着て大きな声出してみたりして、日置市のPR活動をさせてもらっております。
そんな私もついに50才。
少々思うところもあり、骨髄バンクのドナーになりました。

そもそも骨髄バンクとは?
骨髄(こつずい)バンクは、白血病をはじめとする血液疾患のため「骨髄移植」などの造血幹細胞移植が必要な患者さんと、それを提供するドナーをつなぐ公的事業です。
ドナーが見つかる確率は他人の場合数百~数万分の1。移植を希望するすべての患者さんがチャンスを得るためには、一人でも多くの方のドナー登録が必要です。
私の「骨髄バンク」に思う特別な想い。
①私の祖母が急性白血病で他界していたこと
②↑当時「骨髄」というバンド名で音楽活動していたこと。
これまでずっと「骨髄バンク」は意識していましたが、なかなか登録できずにいました。
たまたま献血をする際に54才までしかドナーになれないということを聞き、しかもその献血会場でドナー登録ができるようでしたので即登録したのでした。
2.骨髄の提供依頼
ただ、登録してもなかなか提供の話は来ないと知人からも聞いており、「適合」はなかなか難しいのだろうと考えていました。
「提供する機会はあるだろうか・・・」
そんなことを考えていた登録から2ヶ月たったある日、なんと!骨髄提供依頼があったのでした。
(提供依頼は電話だったと思います。ちょっと記憶が曖昧・・・)

私は、「もちろん提供します!」と即答しました。

しかし、そんな簡単な話ではないようでして、現時点では「適合する可能性のある対象者を複数人絞り込んだ」だけに過ぎず、これから検査を重ね、正式に骨髄提供の話を進めるようでありました。
なるほど、まずはしっかり検査なのだなと。
日程調整の結果、骨髄提供依頼から3ヶ月後に指定の病院で
①確認検査
②骨髄バンクコーディネーターからの説明
③採血
があるとのこと。
当日、病院で検査・採血し、コーディネーターさんから細かく話を聞きました。
話のポイントは、
①骨髄提供する場合は、家族・親族の了承をしっかり得ること
②骨髄提供には家族の協力が必要
(規則正しい生活と栄養バランスのとれた食事が必要なため)
③骨髄を提供される側は、提供される予定日に合わせ骨髄を受け入れる体の準備をその1ヶ月前からはじめるとのこと。そのため、骨髄提供が遅れるとかなり大変な状況になりかねない。
(提供を受ける患者さんは、骨髄を受け入れるため、自身の免疫をゼロにする必要があるため)
これは生半可な気持ちで取り組んではいけない・・・。
何があっても、予定日に提供しなければならない。いや、何かあるとイカン。
なので家族の協力が必要になる訳です。
3.最終候補者決定と採取方法
そして、12日後「最終ドナー候補者に選ばれました」という通知がきました。
家族会議を開き、全員でやりきろうと決意。
その1ヶ月後、家族全員で指定の病院へいきました。
最終の検査と家族の意志を確認するものでした。
▪️家族全員への話は
「万が一」予定日に提供できない・・・
ということにできるだけならないように(リスク管理の話)という話。
①病気に気をつける。
②感染症が流行ってる時は人の集まるところは避ける。
③生物は避ける。(刺身など)
▪️骨髄の提供方法
提供方法は2通りあります。
①骨髄移植
ドナーの皮膚から腸骨に専用の針を刺し、注射器で骨髄から吸引した骨髄液を輸注用のバッグに集め、それを数時間かけて患者の静脈へ点滴で注入する治療法。
②末梢血幹細胞移植
ドナーの抹消血から幹細胞を採取して、骨髄移植と同様の方法で患者に移植する治療法。
どちらで採取するかの選択は、骨髄提供を受ける患者さん側が判断するようで、私は②末梢血幹細胞移植で提供することとなりました。

この手帳は、骨髄提供が決定したドナーへ配布されるものです。
決定してから当日までに気をつけることや採取方法の詳細が明記。
そして手術の日は約1ヶ月後に決まりました。

4.骨髄提供
今回は、手術の日から4日前に入院し、手術の翌日に退院する「6日間の入院」。
入院までの間、鳥刺しは食べれませんし、魚の刺身も食べれません。念の為、揚げ物を控えたヘルシーメニューとし、お酒も控えました。
家族の協力のおかげで無事、入院を迎えることができました。
ちなみに、入院費用とその間の食事代は、骨髄バンクが負担してくださいます。
また、骨髄提供に関する交通費も負担してくださいます。

入院中は、とにかく採血💉と注射💉が頻繁に行われます。
私は、献血する際に看護士さんから「いい血管ですねー」と血管を褒められます(かなり太い)。なので、バンバン注射されても結構大丈夫なのであります

「採血💉と注射💉が頻繁に」
これは、私の採取方法が関係しているのです。
末梢血幹細胞ドナーは、より多くの造血幹細胞を採取するために、顆粒球コロニー刺激因子(以下、G-CSF)を4〜6日間皮下注射されます。4または5日目に、ドナーの末梢血中に流れている造血幹細胞を血液成分分離装置によって採取します。
↑簡単に話しますと「G-CSF」という「白血球を爆増させる薬」を4〜6日投与します。目標の数値まで白血球が増えると造血幹細胞が血中に現れるようで、その時に成分献血の要領で採取するようであります。

G-CSFを注射すると、少し具合が悪くなるケースもあるようでしたが、私はあまり感じなかったです。よく寝ましたし、よく食べました。
人生2回目の入院でしたが、結構快適でリモートで仕事もできました。

手術当日、予定どおり白血球も爆増し、造血幹細胞も採取できるようです。準備万端!
いよいよです。↑の図にあるように、要領は成分献血と同じです。
ただ、返血するとはいえ、血を16リットルほど採血します。
かかった時間は4時間?5時間?ハッキリ覚えてませんでしたが、めちゃくちゃ長かったです。
終わった際の気持ちは、とにかく無事に終了して良かったなーでした。
私もですが、家族全員同じ気持ちだったようです。
5.最後に
「少しでも世の中のためになれば」と思い、骨髄バンクのドナーになり、骨髄を提供させていただきました。
コーディネーターさんからは
「骨髄提供を待っている患者さんにとって骨髄移植は最後の希望。やり遂げられたことに感謝です。」
という言葉をいただきました。
また
「骨髄提供できるということは全力坊主さんは凄く健康ということですよ。」と健康のお墨付きもいただきました。
ただ、患者さんが骨髄移植を受けて必ず良くなるという訳ではないとのこと。
私は回復を祈るのみであります。
誰の骨髄が誰に移植されたかということは明かされないようになっております。
なので、私が提供したのも「いつ」「どこの病院で手術を行ったか」は、特定されないように記事を書いてくださいとコーディネーターさんからお願いされております。
私が無事にやり遂げられたのは家族のおかげ。
家族も命について考える良い機会になりました。
健康でいることで人助けができる。
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日置市では、骨髄等移植ドナー支援を行っております!
ぜひ!ご検討くださいませー!

コメント
コメント一覧 (2)
これを機にさらに品行方正な人生を歩んでください。
hiokihioki
が
しました