広報ひおき8月号21頁より
歌う書道家Ⓡ
内村 明日香さん
軽快に響き渡るトランペット、深く響くサックスの低音。熱気あふれるステージでは、和装の女性がオールドジャズを熱唱しています。曲が中盤に差し掛かり、サックスのソロパートが響き渡ると、彼女はあらかじめ用意していた筆を鮮やかに執りました。そして、ステージの壁に掲げられたキャンバスへ向かい、豪快に文字を刻み始めます。「歌う書道家Ⓡ」として活動している内村明日香さん。ボーカルと書道を融合したそのスタイルはどのようにして生まれたのでしょうか。

日吉町吉利生まれ。高校卒業後、インテリアデザインを学ぶため上京します。そこで内村さんは音楽と出会いました。「インテリアのお店で働いていたら音楽が聞こえてきて、そしたら、目の前に広大な景色が広がったんです。音楽の持つ力で空間が広がる。音楽は無限だと思いました」。この体験を機に音楽を学び始めます。音楽を学ぶなかでジャズとも出会い、ジャズシンガーとしての活動が始まりました。その活動と並行し、内村さんは書道を習い始めます。「人より秀でたもの、自分の才能って何なのだろうって考えたとき、私にとってそれが書道でした」。昼は書道教室で働き、夜はジャズのステージ。二刀流の生活を続けるなか、30歳で書道の師範となります。師範となって立つステージで、内村さんは歌いながら書を書くことを思いつきました。「書道は墨を使って紙の上に言葉を表現するもの。ボーカルは歌を歌って空間に言葉を表現するもの。どちらも同じ〝言葉〟なんです」。しかし、ステージで書道を認めてくれる場所はなかなかありませんでした。探し回り、ようやく「汚れなかったら」という条件で認めてもらいます。水で書いて消える紙を使い、初めて立った「歌う書道家Ⓡ」としてのステージ。その時書いた文字は「光」でした。「これは一生やっていきたいと思いました。これから成長していく可能性を感じました」。こうして「歌う書道家Ⓡ」としての活動がスタートします。
歌う書道家Ⓡ
内村 明日香さん
軽快に響き渡るトランペット、深く響くサックスの低音。熱気あふれるステージでは、和装の女性がオールドジャズを熱唱しています。曲が中盤に差し掛かり、サックスのソロパートが響き渡ると、彼女はあらかじめ用意していた筆を鮮やかに執りました。そして、ステージの壁に掲げられたキャンバスへ向かい、豪快に文字を刻み始めます。「歌う書道家Ⓡ」として活動している内村明日香さん。ボーカルと書道を融合したそのスタイルはどのようにして生まれたのでしょうか。

日吉町吉利生まれ。高校卒業後、インテリアデザインを学ぶため上京します。そこで内村さんは音楽と出会いました。「インテリアのお店で働いていたら音楽が聞こえてきて、そしたら、目の前に広大な景色が広がったんです。音楽の持つ力で空間が広がる。音楽は無限だと思いました」。この体験を機に音楽を学び始めます。音楽を学ぶなかでジャズとも出会い、ジャズシンガーとしての活動が始まりました。その活動と並行し、内村さんは書道を習い始めます。「人より秀でたもの、自分の才能って何なのだろうって考えたとき、私にとってそれが書道でした」。昼は書道教室で働き、夜はジャズのステージ。二刀流の生活を続けるなか、30歳で書道の師範となります。師範となって立つステージで、内村さんは歌いながら書を書くことを思いつきました。「書道は墨を使って紙の上に言葉を表現するもの。ボーカルは歌を歌って空間に言葉を表現するもの。どちらも同じ〝言葉〟なんです」。しかし、ステージで書道を認めてくれる場所はなかなかありませんでした。探し回り、ようやく「汚れなかったら」という条件で認めてもらいます。水で書いて消える紙を使い、初めて立った「歌う書道家Ⓡ」としてのステージ。その時書いた文字は「光」でした。「これは一生やっていきたいと思いました。これから成長していく可能性を感じました」。こうして「歌う書道家Ⓡ」としての活動がスタートします。

書を書くとき、内村さんは何を書くかは決めずにステージに立つそうです。「お客さんを目の前にして頭に浮かんだ文字を書きます。ガチガチに決めすぎると書が生き生きとしない。書いたあと、その文字を見て自分でも驚いたりします」。15年以上活動を続け、書いてきた文字を見てみると、最も多く書かれていた言葉は「感謝」の二文字でした。



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